「若い人たちにもっと川に親しんでもらいたい」
今回は、徳島河川国道事務所の夏期実習(インターンシップ)に参加した徳島大学 理工学部 理工学科 社会基盤デザインコースの学生2名に吉野川の印象、インターンシップで学んだこと等を伺いました。
岡本 瑞季(おかもと みずき)さん(3年生)
徳島に来て初めて見た吉野川は、実家周辺の川と比べてとても大きく、海かと思っていました。大学の新入生歓迎会の後に、先輩や同期たちと吉野川の河川敷で部活や趣味などについてたくさん話し仲を深めた経験があり、今は川が身近にあることで自然を感じる時間が多くなりました。川沿いや橋の上は涼しく、景色もいいので、気持ち良く過ごせる空間であることや、構造やデザインが異なる橋が多いことも素敵だと思っています。今回の実習を通して、治水は様々な立場の人々が携わっていることを知りました。特に、流域住民の一人一人が川に対する意識や知識を高め、川と共生していくことが大切だと思いました。そのためにも、川を眺めながらゆっくりできる空間が増え、多くの人たちに川に親しんでもらうことができればいいなと感じています。
髙谷 結名(こうだに ゆいな)さん(2年生)
幼少期はよく淀川の河川敷で遊んでいて、マラソン大会やB B Q 、釣りをしたことを今でも鮮明に覚えています。吉野川での最初の思い出は、淀川と同じくらいだと思っていた川幅が予想以上に広く、自転車で橋を渡った時にどれだけ漕いでも向こう岸に辿り着かず、相当しんどかったことです(笑)。実習に参加して、川は想像以上に私たちの生活と密接に関係していることを知りました。しかし、川が普段どんな役割を果たしているのか目にすることは難しいとも感じました。吉野川のように、自然と触れ合いながら様々なアクティビティを楽しめる川が身近にある環境は素晴らしいと思うので、イベント・お祭り会場としての利用、学生たちの学校行事などでも河川敷を積極的に利用すれば、若い人たちにもっと川に親しんでもらえると思います。