vol.5
いつも、そこに吉野川があったー
未来を担う若者とともに今日も語り、踊る
いつも、そこに吉野川があったー
未来を担う若者とともに今日も語り、踊る
田村典子さん(四国大学生活科学部児童学科教授)が代表を務める「ときめきダンスカンパニー四国」は、平成3年(1991)、四国大学を母体に、学生や教職員、地域の子どもやその保護者によって結成されました。徳島の自然や歴史、文化をテーマにした創作ダンスで、これまでに30回以上の公演を行ってきました。
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ときめきダンスカンパニー四国のアドプト担当区間は 吉野川橋のたもと。集合写真も絵になりますね! |
吉野川源流を訪ねて

吉野川の源流で踊る田村さん

ときめきダンスカンパニー四国の公演
その年の公演「吉野川賛歌」を皮切りに、吉野川の自然、恵み、伝統文化、先人達の洪水との戦いもダンスで表現してきました。また、より多くの人に吉野川のことを伝えていきたいと、絵本やビデオを制作。幼稚園や小学校で出前授業も行いました。もちろんアドプト・プログラム吉野川にも参加! こうした活動が認められ、平成12年(2000)には第2回日本水大賞審査部会特別賞を受賞しました。
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つるぎ町ゆうゆうパークで開催された「吉野川で遊ぼう」 に学生達がスタッフとして参加。子ども達と遊びながら、 吉野川の魅力にふれる貴重な機会となっています。 |
次世代の若者とともに
学び、考え、身体で表現する、その過程が大切。大学の授業でも吉野川は重要なツールです。「最近の学生や子ども達は川で遊んだ経験が少なく、遊び方を知らない。川は楽しさも危険なことも教えてくれ、子どもの感性を育んでくれる」と田村さん。
令和元年(2019)8月にはゼミの学生達と「学んで遊ぼう、鮎喰川」を開催。新型コロナウイルスの影響で令和2・3年は中止となりましたが、今年も企画を練っています。「水辺でボール遊びをしたり、ダンスしたり、それから……」ー子どものようなみずみずしい感性で、田村さんは今日も学生達と語り、踊っています。